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導入経緯

これまでの冷却方式における問題点

現在、農産物流機構の低温貯蔵施設の多くで採用されている直膨式のドライエアークーリングや真空冷却方式では、冷却時の製品の乾燥、乾燥による重量の目減り、冷やし過ぎでの低温障害等が問題点として挙げられます。

ウェットエアークーリング方式の利点

氷蓄熱空調によるウェットエアークーリング方式の特性

  • 比較的簡便に低温冷風が作れる。(熱交換器は細切れのゴルフプロテクター)
  • 冷風は熱交換機直後では飽和状態に限りなく近い。(低温高湿な冷風である)
  • 氷水を利用するので、供給冷風が氷点下に下がらない。(凍結の心配がない)

これらの特性から、氷蓄熱空調機によるウェットエアークーリング方式を低温貯蔵施設に採り入れた場合、製品のみずみずしさを保った長期保存が期待できます。

蓄熱による夜間電力の利用

氷蓄熱槽の氷は安価な夜間電力を利用してつくり出すので、ランニングコストの削減につながるのと同時に、電力負荷の平準化といった、環境面での貢献も果たすことが可能になる。

以上の理由から農産物貯蔵庫施設の冷却用をして
氷蓄熱空調機を導入しました。

導入の成果

枇杷倶楽部の低温倉庫は我が国初の氷蓄熱空調機によるウェットエアークーリング方式を実用導入したものである。そこで、ウェットエアークーリング方式による冷蔵の適用性を探る各種の実験を行い基礎データを収集しています。

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